2013年1月16日水曜日

事件簿3 庭から出られない事件

毎朝ちょっとした散歩に行きます。深夜遅く又は朝早く帰ってくる彼女の安眠を妨げないよう そぉーと起きて、抜き足差し足で部屋を出て行きます。

今日も同じようにすっかり寝入った横顔をみながら静かに部屋を出て身支度をし、家を出ました。

門の鍵をあけようとバッグの中をみると鍵のセットが見当たらない。当然庭から出られない訳です。すぐ家に戻ろうとしましたが家も鍵をかけて出ている訳で(取っ手のところをポチッと押して閉めるとロックがかかるやつ)当然中には入れません。

彼女は寝入りがすごく悪く、途中で起こすとめちゃくちゃ怒られます。かと行って庭から出ないわけにもいかないので、怒られることを覚悟で電話するも電話にでません。安眠を妨げる携帯電話はサイレントモードにしてあります。

バンコクは朝方でも結構暑く、日差しがどんどん強くなっていく中で、ひょっとして自宅で遭難?なんて縁起の悪い事を考えていたら猛烈に大の方をもよおしてきました。またピンチです。

しょうがないので彼女に怒られる事を覚悟で呼び鈴を鳴らしまくりました。しばし待つも反応がありません。深い眠りについているのでしょうか。

そうこうしているうちに大の方もピークが迫って来ました。庭で野○ソするわけにもいかないので、自宅から脱出しなければなりません。侵入者防止のとげとげがついている塀を朝から乗り越えて脱出している姿は通報されても文句は言えません。便意のピークをやりすごしてようやく外に出た所、一瞬玄関のドアが閉まるのが見えました。

たぶん執拗な呼び鈴に安眠を妨げられた彼女が様子を見に来たのでしょう。ここぞとばかりに早朝にも関わらず、近所の目をはばかる事無く、大きな声をかけてみるも反応無し。一瞬心が折れそうでしたが、今度はとげとげの塀を表から乗り越える完全な侵入者になって、玄関を目指します。もちろん便意のピークコントロールをしながら。

なんとか玄関にたどりつき、呼び鈴を鳴らすと、悪鬼のような彼女が立っていました。と書くところですが、意外に優しい顔つきでした。

スペアの鍵をもらって、トイレに駆け込み、便座の上で今日の勝因を考えてみました。


教訓:バカバカしいミスは意外に許してくれた。ダメな子に成りきってしまえば優しくしてくれるかも。


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