2013年2月17日日曜日

事件簿36 どうしようもない時こそ神頼み

旧正月で帰郷していた奥さんが帰って来ました。2日ぶりですが、家に帰ってくると洗いモノなど普通に家事をやっています。

夕食も終わりのんびりしていると、テレビを見ているといきなり

「そういえばマッサージで○○さんに抜かれたでしょ」

ギクっ!なんでわかったんだ。電話でもしたか。まあバレてるならしょうがない。はい。手で抜かれました。

「罰金2万バーツね。金のネックレス買うこと!」

平謝りで謝って、その場は終わり、引き続きテレビを見ていました。

そして15分後、奥さんがわめきながら来ました。

「Mother F○○ker! F○cK!」

最初は冗談かと思ったんですが、どうみても目が血走りギンギンにキレてます。怒りが頭の中をぐるぐるして増幅してしまったようです。という事はカマをかけていたのか。

とにかく落ち着いて!俺が悪かった!ごめんなさい!

声をかけてもエスカレートするばかりです。私のバックを持ち出し、私の携帯を全力で私に投げつけます。当然ディスプレイが粉々になります。日本のiphoneは私のボディーに命中したお陰で壊れずに済みました。その後も財布やカギ束、ノートそしてバックを全力で投げつけます。書類が散らかります。電気シェーバーを投げるので刃もバラバラになり、剃ったヒゲのゴミが飛び散ります。私のコンピュータも目に入りましたが、さすがに投げるのは躊躇したように見えます。

居候の彼 に助けてもらおうと思ったら いそいそと部屋に退却しちゃいました。さすがタイ人。自分の事は最優先です。

「Get away! Fu○k off!」

とりあえず2階の寝室に退避します。

さてどうしようかと思ったら、大声で名前が呼ばれます。部屋を開けない訳にもいかないので、ドアを開けると、グーパンチが飛んできます。まあまあといなしていたらクリーンヒット。まあこちらもアドレナリンが出ているのでそれほど痛くないなあと思っていたら、続け様に2発追加。無抵抗の私を殴るのにびっくりしました。

さんざん暴言を吐いて1階に戻って行ったのでようやく落ち着いたかと思って1階に戻ったところ、今度はすぐにナイフを持って再登場。ひょっとしていい所刺されたら天国にいけるかも、などと考えましたが、その場合は彼女も罪人になってしまうので、それだけは避けなければなりません。

しかし引き続きギンギラギンにキレている彼女をとめる手立てはありません。

そんな時ふとアイデアが降りてきました。

「敬虔な仏教徒である奥さんなら神さまの前では刺さないのではないか」

という事で仏像がたくさんおいてあるプレイルーム(お祈り部屋)に逃げ込みました。あえてカギをかけずにちょっと開けておいて、お祈りの言葉を唱えるようにしました。

そしてそこで生まれて初めて心から真剣に神さまにお願いをしました。

「神さま、なにとぞお助けをー」

本当に困った、手が無いときは神さまに頼むしかありません。

2時間後、お祈りの成果か、お願いを聞いてくれたのか分りませんが、お風呂に入った彼女がプレイルームに来ました。

「もう大丈夫だからお風呂入って」

風呂から上がり、もう2度としないと再度謝った上で仲直りのセックスをしました。

ちゃんちゃん。

考えてみたらナイフでよかったなあ。だったら今頃天国だったかも。







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