事件簿18 に書きましたが、私の奥さんはヒーラーをやっていて、今はお休みにしているのですが、時々どうしても頼まれて患者が来てしまいます。
先日も来客のベルで起こされ、玄関をみると知り合いの人がアポ無しで立っています。事前に電話をかけると断られる事を知った作戦です。
私が出迎えると「奥さん、いっ、いる?」と、あからさまに体調の悪い声で聞いてきます。
リビングに通し、しょうがないので治療を始めます。
私はちょうど買い物に行こうと思っていたので、近所のスーパーに向かうと電話が鳴ります。
「食事を3人分買ってきて」
うんもすんもなく買って家に戻ると、さっきまで死にそうな顔をしていた知り合いがめちゃくちゃ元気になっています。
一緒に食事をしてすごく元気になって帰って行きました。元気によかったねぇ、と奥さんにいうと
「じゃあ24,000バーツちょうだい」
意味が分らなかったので聞くと、どうやら知り合いは体調が悪くて病院に行ったのだが直らず、ここに来て、更に病院代が無いので、お金を借りに来たので貸してあげたそうです。一瞬なんじゃそりゃーと思いましたが、よく考えてみればすごい事です。奥さんは
・アポ無しの患者を即対応
・治療代無料で病気を治す (どの人からもお金は取っていないそうです)
・薬代無料 (庭に薬草を生やしていて、煮たり焼いたり干したり結構手間がかかっています)
・食事をふるまう(私のお金ですが)
・病院代を書類も取らず無利子で貸してあげる(私に請求しますが)
をしてあげたわけです。赤ひげ先生も真っ青です。心の底からすごい事だなあ、と思います。なので今回は24,000バーツあげる事にしました。これは功徳になるんじゃないでしょうか。
ただ後日談がありまして翌日知り合いから奥さんに電話がかかってきました。なぜか奥さんがげっそりしているので理由を聞いたら
「病院代が24,000バーツじゃ足りないからもっと貸してくれと言われた」
もう知らねぇー!
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